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2015年 09月 13日

夏の思い出 Ⅱ

アサギマダラ (和名=浅葱斑) 前翅長=4.0~6.0cm(翅を広げると10.0cm)
この日はコマドリが駄目でルリビタキに切り替え撮影場所を移動する途中、バンゴンソウの群生地にアサギマダラがたくさん乱舞していましたので何とはなく2~3枚撮って見たら綺麗だったので、後は夢中で撮りました。
アサギマダラは今まで何度も見かけてはいましたが別に気には止めずスルーしていました。
今回興味が沸いてきたので読売新聞、毎日新聞、NHKの「ダーウインが来た」等で調べてみました。
バンゴンソウ群生地の一部
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「旅をする蝶(長距離移動)」として有名で台湾や沖縄・四国等から北上し、夏の間は標高1,000以上の高原地帯で生息しますが、夏の終わりから秋には、北上した蝶の子や孫が低地へ下り、そして南へと移動して行きます。
全国に「アサギマダラを調べる会」などの観察組織があり、翅に油性ペンでマーキングをして放し、次にその蝶が見つかった場所を
結んで移動経路を調査しています。
例えば大阪府生駒山で放したアサギマダラが、沖縄・八重山諸島の与那国島(日本最西端)まで1.680kmを17日間で飛んだ記録があり、山形・蔵王スキー場で放したアサギマダラが与那国島・久部良岳の山頂で見つかりました(移動距離2,246km)。
他には長野県大町市で放たれたアサギマダラが台湾南西部の島で捕獲されました(移動距離は2,190km)。
和歌山県からマーキングして放たれたアサギマダラが、83日後に香港で捕獲されました(移動距離は2,500km)。
年々最長移動距離が塗り替えられ新聞などでも紹介されています。
アサギマダラが好む気温は21,0℃前後で、暑さに弱く29,6℃度ともなるといっせいに木陰の葉裏で休みます。この温度が渡りをする理由のようです。また南下の場合は上昇気流に乗って上に上がり、次に滑空で前に進みますが1日1,000kも飛ぶ北上に比べ、南下には倍の時間がかかるのは季節風の関係だそうです。
時には疲れると海の上で集団で「四つん這い」になって休憩しながら海を渡って行くそうです。
秋には大分県国東半島沖の姫島や、春には美大島の東の喜界島などが国内有数の大規模中継所で何千という数のアサギマダラが集まり、
3〜4日ほど滞在して渡る体力をつけてから秋は南へ、春は北へと飛び立って行くといいます。
蝶の寿命は孵化後 ・モンシロチョウ ♂は10日、♀は20日 ・アゲハチョウ ♂は10日、♀は14日 ・オオムラサキは1~2ケ月 ・アサギマダラは4〜5ケ月です。
アサギマダラは渡り鳥と違って同じ個体が戻って来るのではなく、新たに繁殖した世代の蝶が親の生まれ故郷を目指して渡って行きます。なぜ渡り鳥のように季節によって長距離を集団で移動するというメカニズムはまだ解明されていません。
何十年と調査研究されていても、まだまだ不思議なことが沢山あるようですね。






by y-murakami3 | 2015-09-13 19:12


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